かまぼこと歯型の話し|北上尾の歯医者|大熊歯科医院

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かまぼこと歯型の話し

投稿日:2025年1月20日

カテゴリ:スタッフブログ スタッフブログ

こんにちは!今月のブログを担当させて頂く歯科衛生士の笠石です。よろしくお願い致します!
今月のチェックアップジェル、歯磨き粉のイベントはまだ続いてます!ぜひ見てみてくださいね。

 さて今回は、かまぼこと歯型の話しをお伝えしたいと思います。
 日本各地の名産品にかまぼこがありますよね。おいしいかまぼこは、スケソウダラのすり身をアルギン酸で固めたものです。

 ところで、歯医者さんで歯の型を採ってもらったことはありませんか?歯の型を採ることを「印象を採る」と言い、また型を採る材料を「印象材」と言います。現在歯科医療で最も使われている印象材は、かまぼこに使われているのと同じアルギン酸を主成分としています。型を採るときは、息がしにくいなどの不快感があるかもしれませんが、そんなときには「これはかまぼこと同じ材料か」と思ってください。きっと少し楽になると思いますよ。

 その他にも精密な印象が採れる寒天やシリコンゴム系印象材などを利用することもあります。

 そうして採った印象に、石こうを流し込んで模型を作ります。その模型を使って患者さんの歯を作りますが、現在の歯科医療の水準は十ミクロン(一ミリの百分の一)以下の精度を目標にしています。このように、歯科医療はいかに精密なものを作るかをたえず追求してきました。

 ところが、どんな精密な型を採ろうとしても、患者さんの歯に食べかすが残っていたり、歯肉がはれてすぐに出血するようでは、正確な型が採れません。だから、治療中の歯や歯肉の衛生管理も非常に大切なことなのです。
歯科治療に先だって、歯磨きの指導をしたり、歯石を取ったりして、お口の中を清潔にするのはこのためです。
 皆さまも、しっかり磨いてお口の健康を維持しましょう!

それではまた次回もよろしくお願い致します。

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