宇宙飛行士と歯の話|北上尾の歯医者|大熊歯科医院

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宇宙飛行士と歯の話

投稿日:2025年1月14日

カテゴリ:スタッフブログ

こんにちは!今月のブログを担当させて頂く歯科衛生士の笠石です。よろしくお願い致します!

皆さま、今年の目標は立てましたか?
新年が始まりましたので、将来の夢などをご家族で話し合う良い機会かと思います。

さて、今回は「宇宙飛行士と歯の話」をお伝えしたいと思います。

虫歯があっても宇宙飛行士にはなれますか?
「フライト前にちゃんと治療すれば大丈夫です」と、JAXA(宇宙航空研究開発機構)のフライトサージャン(宇宙航空医学の医師)が言っています。むし歯があっても治療してあれば問題はなく、歯に詰め物があっても大丈夫です。

宇宙飛行士は、打上げの前に、外れそうになっている詰め物はないか、飛行中に悪化しそうな歯はないか、歯科医師に検診を受けます。

宇宙空間で着る宇宙服の中は約0.3気圧に減圧されているそうです。宇宙飛行士はこの減圧環境で作業をして、宇宙船の中では宇宙服を脱ぎ1気圧の中に戻る、ということを繰り返すので、むし歯や不十分な治療の歯があると、ひどい歯痛が起こる可能性がとても高くなります 。

もしも、宇宙で歯が痛くなったら、まず痛み止めの薬を飲みます。どうしてもそれで痛みを抑えることができない場合には、医師の指導の下、他の宇宙飛行士が歯を抜く可能性があります。無重力の状態で歯を削るような治療をしたら、水分や削った粉が飛び散って大変なことになりますし、歯を削る装置は現状では宇宙にありません

国際宇宙ステーションの船長を務めたことのある宇宙飛行士の若田光一さんによれば、「歯を抜く訓練は、地上にて受けている」とのことです

むし歯予防をすることは誰にとっても大切なことですが、 将来、宇宙飛行士を目指す方は、特にしっかりケアをして、できるだけむし歯をつくらないように頑張りましょう 。

それではまた次回もよろしくお願い致します。

北上尾西口予防を中心にキッズクラブから入れ歯の相談まで丁寧で親しみやすい対応がモットーの街の歯医者さん『大熊歯科医院』

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