虫歯治療・根管治療
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「できる限り削らない」が基本の大熊歯科医院の虫歯治療
これまでの虫歯治療の基本方針は、虫歯になっている部分を削り、そこに金属やプラスチックのつめ物をするというものでした。しかも、虫歯を少しでも残すと再発する可能性があるので、余分に削ることも当たり前のことと考えられていました。ですから、小さな虫歯だったとしても、歯の大部分を失ってしまっていたのです。そして、削る部分がなくなれば歯を抜いてしまうという選択肢しか残されていませんでした。
ミニマルインターベンションの歯科治療
歯科治療の技術はどんどんと発達しています。それで、現在は可能な限り歯を削らないという考え方であるミニマルインターベンション(MI)治療が一般的な考え方となりつつあります。
削る範囲をできる限り少なくすることで、歯の寿命が伸びていきます。
虫歯検知液の使用
虫歯検知液は、虫歯組織に付着すると赤く色が着色する液体で、虫歯を削ったあとに削り残しがないか判断するときに使用します。(虫歯検知液について詳しくはこちら)
予防歯科の徹底
虫歯を予防することができれば、大事な天然歯をそもそも削るようなことにはなりません。当院は患者さまの60%以上が予防歯科を受診され、80歳まで20本の歯を維持するよう頑張っておられます。
根管治療(根っこの治療・神経の治療)~抜歯の最後の砦~
歯の内側には神経や血管が通っており、その部分は根管と呼ばれています。虫歯が悪くなると、歯の表面を突き抜けて根管にまで虫歯菌が到達してしまうので、根管治療を行う必要があります。根管治療は、根管内をきれいに掃除して虫歯菌を殺菌します。この治療によって虫歯の再発や悪化を防ぐことができ、また将来的な抜歯リスクの軽減にも繋がります。
根管治療の流れ
①重度の虫歯
▲根管治療が必要になるのは、虫歯菌が根管にまで達している重度の虫歯の場合のみです。
②根管内の掃除
▲根管内はとても細くて曲がっているので、専用の道具であるリーマーを使って隅々まで掃除していきます。
③根管内の洗浄&殺菌
▲きれいに掃除し終えたら、レーザーで殺菌、さらに殺菌効果のある洗浄液を流し込んで、虫歯菌を殺菌します。
④殺菌セメントを流し込む
▲殺菌後は歯科用のセメントを注入します。このセメントには殺菌効果があるので、虫歯菌の繁殖を防ぎます。
⑤根管を封鎖する
▲歯科用セメントが固まったら根管に蓋をして封鎖します。外部から虫歯菌が進入することができなくなります。
⑥かぶせ物を装着する
▲歯の機能を回復させるために、銀歯やセラミック製のかぶせ物を装着し、元通りにします。
「精度」こそが根管治療で最も重要なこと
根管内はとても細くて曲がっています。しかも暗くてよく見えません。その部分に潜んでいる虫歯菌をすべて取り除くことはとても難しいことです。
実は、根管治療を行った部分が虫歯に再びなってしまう確率は50%を超えるとも言われています。当院では、再発を防ぐために根管洗浄において、殺菌液での洗浄以外にも高周波治療器(レーザー治療器)を使用して根管内の殺菌処理を入念に行ない、根管の再感染のリスクを低減しております。
北上尾で虫歯治療・根管治療をご希望の方はぜひご相談下さい
大熊歯科医院では、虫歯治療において、削る、抜くを最小限にということを意識して診療しております。特に、根管治療を精密に行い、再発防止に務めています。北上尾で虫歯治療をお望みの方はぜひ当院にご相談ください。低侵襲な虫歯治療であなたの歯をお守りします。