子どもの虫歯になる理由
投稿日:2024年2月19日
カテゴリ:スタッフブログ
今週のブログも 担当させていただきます!
歯科衛生士の渡部です。
最近の日中は春のように暖かい日が増えて
過ごしやすい気温ですね (ᐡ т ̫ т ᐡ)☀️ ですが、
日が落ちると気温がぐっと 下がるのでまだ気が抜けません!
今週はお子さまの虫歯の原因について お話させていただきます🦷
お子さまが虫歯になりやすい原因は、
大きくわけて3つあります。
①親御さんからお子さまに虫歯菌が感染する
人それぞれ虫歯菌の数は異なりますが
実は産まれてきた赤ちゃんのお口の中には、
虫歯菌はいません。
虫歯の原因菌のミュータンス菌は 親や祖父母から
感染すると言われています。 離乳が進んでくると、
親御さんが自分の スプーンや箸で食べさせたり、
過度のスキンシップ、温かい物をフーフーと
息をかけて冷ますことで、
唾液を介して感染することが多いです。
特に奥の乳歯が生えてくる 生後1年半〜2年半は、
食事できるものが 増え、感染しやすい要注意時期と
言われています。
②正しい歯磨きができていない
磨いていると磨けているは、大きく違います。
虫歯になりやすい場所は、奥歯の溝(噛む面)、
歯と歯ぐきの境目、歯と歯の間です。
意識して歯ブラシを当てないと 歯垢を取るのは難しいです。
小学生の中学年くらいまでは、 子どもまかせにせず、
夜寝る前は膝の上に 横にさせて、
汚れが残りやすいところを 仕上げ磨きすることが大切です。
奥歯は歯と歯がくっついているため、
歯ブラシだけでは汚れ取れないため、
フロスを使うと効果的です。
③ダラダラと間食する
砂糖をはじめとする糖質(ショ糖)は、
虫歯の原因菌であるミュータンス菌が
歯を溶かす酸を作るための材料です。
この酸が、歯のカルシウムやリンを溶かし
(脱灰と言います)、これが続く
と穴があき虫歯になります。 しかしお口の中には
唾液という優れた強い味方がいます。
唾液は酸を中和し脱灰された歯を修復する、
再石灰化という役割をします。
同じ糖質の量でも、一度に摂取するより、
ダラダラ食べをする方が虫歯になります。
せっかく唾液が脱灰した歯を再石灰化しよう
としているのに、また脱灰が続いてしまうためです。
このように虫歯の原因になりやすいのは、
糖質の量よりも摂取する頻度です。
アメやガム、グミ、ソフトキャンディ、
キャラメルなど、長い時間かけて食べるお菓子は、
虫歯のリスクが高いということです。
年齢に合った歯ブラシのやり方、
上達のチェックをかかりつけの歯医者で
継続的に診てもらうことが大切です。
来週のブログもお楽しみに🎶
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