プラークの正体は?? 投稿日:2022年9月5日 カテゴリ:スタッフブログ 皆様、こんにちは☀️大熊歯科医院歯科衛生士の星川です。今月のブログを担当させていただきますので、よろしくお願い致します🙇♀️ 9月に入り、日差しの強さは落ち着いてきたものの、まだまだ蒸し暑い日が続きますね🥵引き続き熱中症にも気を付けたいですね。 さて、今週は、プラークについてお話をしたいと思います💡 まず、プラーク(歯垢)は「食べカス」ではありません🧐 プラークとは、歯の表面に付着している細菌の塊です。舌で歯を触るとザラザラしていたり、ネバネバしている感触があります。粘着性が強いため、歯の表面にしっかりと付着し、うがいをしただけでは取れないのです。 また、プラークの中には約700種類の細菌が存在しています👀 では、どのようにして出来るのでしょうか?? 1、ペリクルの形成 歯を磨いた後、ペリクルと呼ばれる薄い膜 が歯の表面を覆います。これは、唾液由来 のタンパク質で目には見えません。また、 歯を保護したり、歯が溶ける(脱灰)のを抑 制する働きがあります。しかし、細菌が歯 に付着する足がかりになってしまうので す。 2、細菌の付着開始 唾液中の細菌の一部がペリクルに付着し 始めます。この段階で付着している細菌 は善玉菌と呼ばれる無害な細菌です。 3、悪玉菌の付着 この状態で歯磨きをせず、24時間程経過 すると、善玉菌の上に歯周病菌などの悪 玉菌がどんどん付着していきます。悪玉 菌は、むし歯の原因や歯周病の原因にな ります。 4、バイオフィルムの形成 悪玉菌は、食べ物を餌にして、ネバネバ したバイオフィルムと呼ばれる自分たちを 守るバリアを作ります。この中で増殖した り、力を強くし、歯や歯ぐきに悪さをして いきます。 バイオフィルムには、唾液の洗浄作用やうがい薬の成分、抗生剤も効かないのです…😨 そのため、プラークを取るためには歯磨きやフロス、歯間ブラシを使用したセルフケアや、歯科医院でのプロフェッショナルケアが大事なのです!! 来週は、歯磨きをついてお話したいと思います! ■ 他の記事を読む■ « “歯ごたえ” 歯みがきの仕方を見直しませんか?? »