歯並びが悪くなる原因は?? 投稿日:2023年4月10日 カテゴリ:未分類 皆さまこんにちは!!今週も星川が担当しますので、よろしくお願いします! スギ花粉も落ち着いて来ましたが、まだまだ花粉症の方は辛い時期が続きますね💦 先週に続き、お子さんの口腔習癖についてお話をしたいと思います💡 「口腔習癖」とは、お口から喉に対して無意識に行われる癖のことです。 お口の成長に大きな影響を及ぼすことが多く、歯並びが悪くなる原因に繋がります。また、矯正治療を行っていても、口腔習癖が改善されなければ、矯正治療終了後に後戻りをしてしまう原因になります。 口腔習癖の種類 1、指しゃぶり(吸指癖) 3歳頃までは特に問題はありませんが、5歳になっても行っていると、歯並びや顎の成長に影響を及ぼしやすくなります。前歯の生え変わりの時期までに止めらるのがいいです。 また、おしゃぶりやタオル、ぬいぐるみなどの物を噛む癖も同様です。 2、舌突出癖(舌を前に出す) 口を開けて舌を前歯で挟む、歯の裏側を舌で押すなどの癖のことを言います。 この癖を行うことにより、上と下の歯の間から舌が見える、発音に影響を及ぼすようになります。また、食事の際に音を立ててしまうことにも繋がります。 3、吸唇癖(唇を吸う) 唇を吸う以外にも、唇を咬む、爪などを咬む癖もこの中に入ります。 何かに集中している時や考え事をしている時に無意識にしていることが多いです。 4、口呼吸 通常の呼吸は鼻呼吸で行っており、お口が閉じている状態です。口呼吸では、長時間お口を開けた状態になっているため、下顎と舌の位置が下がっています。そのため、口腔周囲筋や顎の成長に影響を及ぼす原因になります。 また、口呼吸によりお口の中が乾燥しているため、細菌が繁殖しやすいです。これは、むし歯のリスクが高くなってしまいます。他にも、細菌が入り込みやすいため、免疫力の低下にも繋がります。 5、態癖(無意識に行う癖) 頬杖をつく、寝る時に左右どちかの方向で寝る、左右どちらかでばかり噛む、姿勢が悪いなどです。 成長期に頬杖が習慣化している場合、片側に持続的な力が加わるため、顎が変形する場合があります。 お口の機能への影響 1、発音 サ・タ・ダ・ラ・ナ行の発音障害や舌足らずな発音 2、咀嚼 よく噛めない、前歯で噛みきれない 3、嚥下 うまく飲み込めない、舌が出てきてしまう 4、呼吸 いつもお口をポカーンと開けている、口に締りがないと言った影響が出やすくなります。 口腔習癖はお子さんの成長過程において通常の行為ですが、無くなる時期以降も続いてしまうと、悪影響になってしまいます。他の事に意識を向けさせたり、優しく注意をするなど徐々にやめられるようになるといいです。 気になることや不安なことがありましたら、お気軽にお申し付けください😊 来週もお楽しみに~👋 ■ 他の記事を読む■ « 子どもの歯ぎしりについて 歯並びの種類について① »