乳歯の虫歯による永久歯への影響

こんにちは！歯科衛生士の黒野です！

日ごとに秋の気配を感じる今日この頃、 お変わりありませんでしょうか？🍂

今回は乳歯(子供の歯)の虫歯による永久歯(大人の歯) への影響についてお話ししたいと思います。 「乳歯が虫歯になっても永久歯に生え変わるから そのままでもいいのでは？」と思われる方も いらっしゃるかもしれません。

しかし！乳歯の虫歯は今後生えてくる永久歯に 影響を及ぼすことがあるのです。

【虫歯になりやすい】 虫歯を放っておくとお口の中で虫歯菌は増え続けます。 生えてきたばかりの永久歯は、まだ未熟で虫歯になりやすいという性質があります。 虫歯菌が多く存在するお口の中では、このように弱い永久歯はいち早くダメージを受けることになります。 そしてもちろん、お口の中に虫歯菌がある事でどの歯も虫歯になるリスクが高くなります。

【歯並びを悪くする】 乳歯の虫歯により歯の形が崩れてしまったり、早い時期に失ってしまう事で空きスペースができます。 それにより隣の歯が傾いてくる事で、生えてくるはずだった永久歯のスペースが足りなくなり、永久歯が適切な方向に生えてこなくなることがあります。

【変色や形成不全を起こす】 虫歯が大きくなり神経が死んでしまったのを放置する ことで、根っこの先に膿がたまることがあります。 根っこのバイ菌が乳歯のすぐ下で発育中の永久歯に影響し、軽度では小さな白斑や陥没、重度になると歯の根部 にまで形成異常が及ぶことがあります。

これらを防ぐためにも乳歯を大切にして行きましょう！

食後や寝る前の歯磨き習慣、仕上げ磨き、定期検診による早期発見、シーラントやフッ素による予防が重要になります🦷✨

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