舌のお掃除について|北上尾の歯医者|大熊歯科医院

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舌のお掃除について

投稿日:2024年2月13日

カテゴリ:スタッフブログ

今週も担当させていただきます!

歯科衛生士の渡部です!

 

前回は舌のはたらきについて

お話させて いただいたので、今回は

舌の汚れとお掃除方法についてお話いたします!

 

 

〈 舌の汚れとは 〉

 

口臭には色々な原因がありますが、

 

約6割は舌苔 (ぜったい) によるものだといわれています。

 

舌苔とは、舌に付着している

 

白か黄色っぽい苔状のものです。

 

舌の表面には舌乳頭(ぜつにゅうとう)

 

という 突起があり、舌乳頭の隙間に

 

食べかすや 口の中の粘膜が剥がれ落ちたもの

 

などが溜まると舌苔が形成されます。

 

口の中にいる細菌は、舌苔に含まれる食べかすや

 

剥がれ落ちた細胞をエサにして増殖します。

 

細菌が増殖する際に、(細菌が食べかすや細胞を分解する)

 

硫化水素やメチルメルカプタンといった悪臭を放つ

 

揮発性硫黄化合物を発生させます。

 

舌苔が薄くついている程度であれば

 

大きな問題ありませんが、

 

厚くついている場合は細菌の温床となり

 

口臭が発生しやすくなります。

 

 

〈 汚れ(舌苔)がつく原因 〉

 

 

①舌の動きの低下

 

通常だと、舌の汚れは食べたり話したり

 

するときに口蓋 ( 口の中の上側 )と

 

舌との摩擦で除去されます。しかし、

 

寝たきりで経口摂取や会話ができない場合や、

 

気管挿管中(きかんそうかんちゅう)や 経鼻、

 

経管栄養などで口から食べ物が

 

摂取できないような場合には、

 

舌への摩擦が少なくなり、

 

舌苔が除去されにくい状態になります。

 

 

②唾液の分泌低下

 

唾液には、食べかすやプラーク ( 歯垢 )を

 

洗い流す作用や、口の内の菌の増殖を抑える

 

働きがあります。 絶食、疾患、薬の副作用、

 

脱水、 ストレス、加齢などが原因で唾液自体の量が

 

減少すると、口の内に舌苔の原因となる 因子が増え、

 

舌苔が厚くなることがあります。

 

 

③口腔の清掃不良

 

口の中を清潔に保たなければ、 口の中の菌や

 

口の中の粘膜が剥がれ落ちたもの

 

などが舌にたまってしまうことがあります。

 

 

〈 舌のお掃除 〉

 

口臭を予防するために舌のお掃除が大切です!

 

今回は舌磨きの1つをご紹介致します。

 

 

①水や舌磨き専用のジェルで舌を湿らせる

 

舌苔が乾燥していると舌にべったりと残り

 

取り除きにくくなります。

 

無理に磨こうとすると舌を傷つける原因

 

にもなるため、舌磨きをする際は

 

舌苔を柔らかくしておくことが大切です。

 

舌磨きをする前に、水を口に含むか

 

舌磨き専用ジェルで舌を十分に 湿らせておきましょう。

 

 

②舌をできるだけ前に出す

 

鏡で舌の表面についた汚れを確認しながら

 

舌磨きをすると効率よく舌苔を 取り除くことができます。

 

舌苔は舌の中央から奥の方に多く付着 しやすいので、

 

舌をできるだけ突き出して 舌全体の汚れを確認しましょう。

 

 

③舌ブラシを濡らして奥から手前へ磨く

 

鏡で舌苔がついているところを確認したら、

 

濡らした舌ブラシで舌を磨いていきます。

 

舌磨きをする際は、舌ブラシを舌の奥に 優しく当て、

 

手前に向かって3〜4回程度 軽く掻き出すように動かしましょう。

 

舌ブラシを手前から奥に動かすと細菌が

 

喉の奥に入ってしまう可能性があります。

 

また、ゴシゴシと往復するように磨くと

 

舌を傷つける恐れがあるので注意しましょう。

 

舌苔が多くついている場合は、

 

1回の舌磨きですべての舌苔を取り除く

 

のは難しい場合もあります。

 

舌苔を無理に取り除こうとせず、

 

数回に分けて少しずつ落としましょう。

 

 

④よくうがいをして汚れを洗い流す

 

磨き終えたら、最後にうがいをして

 

口の中に残った汚れを洗い流します。

 

軽くゆすぐ程度だと汚れが残ってしまうため、

 

ブクブクうがいとガラガラうがいを行って

 

しっかりと口の中をきれいにしましょう。

 

最後に使い終わった舌ブラシを流水で洗い、

 

清潔なタオルやペーパーでしっかりと

 

水気を拭き取ってから保管しましょう。

 

 

1日に何度も舌磨きをすると舌の表面を 傷つけてしまいます。

 

舌の表面が傷つくと炎症を起こして

 

粘膜が剥がれ落ちたり、細菌のエサが増えて

 

口臭を悪化させたりする場合があります。

 

舌磨きはやりすぎず、

 

1日1回を 目安に行うようにしましょう。

 

唾液には、口の中の汚れを洗い流す作用や

 

細菌の増殖を抑える作用があります。

 

眠っているときは唾液の分泌量が低下する

 

ため、起床時は口の中に細菌が最も多い状態です。

 

水分補給や朝食と一緒に細菌を飲み込まないよう、

 

舌磨きは起床後・歯磨き前に 行うのがおすすめです。

 

口臭予防の他に、感染症予防や誤嚥性肺炎、

 

味覚を正常に保つなどの効果もあります。

 

ドラッグストアや薬局でも舌ブラシは

 

販売されているので手に取りやすいです。

 

ぜひ試して見てください!

 

 

来週のブログもお楽しみに🎶

 

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